クリーニング済みのダウンジャケットを適切に保管するには?

公開日:2022/11/15最終更新日:2022/11/25

クリーニング済みのダウンジャケット
シーズン物の衣類の代表といえば、ダウンジャケットがあります。本当に寒い時期だけ着用するので着ている時期は短いですが、なくてはならないアイテムでしょう。ダウンジャケットはさまざまなタイプがありますが、次のシーズンも着用するためには保管方法に注意しなければいけません。この記事では、ダウンジャケットの保管方法をまとめます。

圧縮袋を使った保管はNG!

ダウンジャケットを保管する際、どのように保管しているでしょうか。ホコリがかからないようにするために袋に入れている方は多いでしょう。

また、虫がつかないように防虫カバーをかけている方もいますね。それから、ダウンジャケットはかさばるので圧縮袋を利用している方もいるかもしれません。

しかし、ダウンジャケットを圧縮袋に入れるのは要注意です。なぜなら、圧縮によって中の羽の軸が折れてしまう可能性があり、これによりフェザーが飛び出してしまうことがあるからです。

生地にシワもよりやすくなり、圧縮袋から出したらしわくちゃになっていたということも起こりがちです。ダウンジャケットはかけて保管しましょう。たたんで収納するのもボリュームダウンになってしまう可能性がありおすすめできません。

ダウンを袋に入れて保管するのは適切なのか

ダウンジャケットにホコリやゴミ、虫がつかないようにするために、袋に入れて保管するのがよいのでしょうか。これは袋の種類によるので、選び方に注意しなければいけません。

たとえば、ビニールカバーの袋はおすすめできません。とくにクリーニング店から戻ってきたビニールカバーのまま保管してしまうのは避けましょう。

ビニールカバーがおすすめできないのは、内側に湿気がこもりやすいからです。

湿気がこもってしまうと、カビが生える原因になってしまいます。「次のシーズンに袋から出したらカビが生えていた…」ということがないように、ビニールカバーは外してください。

ダウンジャケットの保管には不織布カバー

ビニールの袋がNGということで、どのような袋ならよいのでしょうか。おすすめは不織布のカバーです。

不織布の洋服カバーをかけることで、適度に空気を通してくれるので湿気もこもらないうえ、色あせしてしまう心配もありません。不織布のカバーはマチつきを選びましょう。

吊るす際の注意点

不織布のカバーをかけて吊るす際は、ほかの洋服とは間隔をあけるようにしましょう。型崩れを防ぐためと湿気をこもらせないためです。虫食いを防ぐために防虫剤も使いましょう。

保管するときの注意点

次はダウンジャケットを保管する際の注意点をまとめておきます。

まずはクリーニングに出す

シーズンを終えたら、まずはクリーニングに出してください。自宅で洗濯できるダウンジャケットも増えていますが、シーズンを終えた後は、クリーニングがおすすめです。

ダウンの劣化を防ぎ長持ちさせるためにも、正しいお手入れをしましょう。自宅で洗えるタイプなので、どうしても自宅で洗濯したいという場合は、取り扱い表示をよく確認して洗濯した後はよく乾かしてください。

ハンガーにかけて保管

クリーニングに出した後は、不織布カバーにつけかえてハンガーにかけて保管してください。自宅で洗濯した場合も、不織布カバーをかけてつるして保管しましょう。

ハンガーをかける場所がないという場合は、くるくる丸めて保管することで、ダウンジャケットのボリュームダウンを防げます。しっかりとたたんでしまうのは避けましょう。

防虫剤を使う

羽毛は虫がつきやすいので、ダウンジャケットの保管の際は、防虫剤が欠かせません。クローゼットには防虫剤も吊るしておきましょう。

ダウンジャケットはどこで保管すればよい?

ダウンジャケットを保管する場合、湿度や温度に注意しなければいけません。湿度や温度の変化が激しい場所で保管してしまうと、ダウンが劣化しやすくなってしまうからです。

自宅の場合は、押し入れやクローゼットでの保管となりますが、湿気がこもりやすい時期もあるので、週に1回はドアを開けて換気をするようにしましょう。換気をすることで、湿気をこもらせずに済み、温度や湿度調整にもつながります。

クリーニングの保管サービスもおすすめ

自宅の収納スペースが少ない場合、ダウンジャケットは場所を取ってしまいがちです。そこで注目されているのが、宅配クリーニングを利用して使える衣類保管サービスです。

シーズンものの衣類を1か月から最大12か月保管してくれるサービスで、次の衣替えのときにダウンジャケットを受け取ることができます。

次シーズンまで保管してもらえるので、保管場所に困りません。ただし、預かり期間に関しては各社異なるので事前に確認しましょう。

まとめ

ダウンジャケットをクリーニングに出した後にどのように保管すればよいのかお伝えしました。ダウンジャケットは、長く愛用したい方も多いと思います。

少しでもよい状態で長く着ることができるように、保管には気を配るようにしてください。おすすめの保管方法は、宅配クリーニングの保管サービスです。衣類が傷まないように管理されている場所で保管してくれるので安心です。

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